歯のコンプレックスとして多いのが、健康保険を使用して治療での、プラスチック素材の歯が明らかに違和感のある感じになったとか、変色してしまったという事で、
歯にコンプレックスを持ってしまったという事が多いように感じています。
保険のプラスチックの差し歯の変色
保険適用のプラスチックの差し歯の事を
前飾冠(ぜんそうかん)と言いますね。内側に金属を使い、その金属の上にプラスチックを素材として歯に見えるように細工がしてあるという感じです。
保険の差し歯はプラスチック素材なので(2014年2月現在)絶対に変色してしまいます。個人の生活によって変色の遅い早いの違いはあるにせよ、かならず変色してしまうのです。
プラスチック製のバケツなどを庭先に雨にさらしておいておくとすぐに変色してきませんか?それを同じ事です。口の中というのはプラスチックにしても
歯科金属にしてもかなり過酷な環境です。いつも湿り気があって、そして色々なものが口の中に入ってきますから劣化も早いのです。
保険のプラスチックの歯の金属アレルギー保険のプラスチックの歯である前飾冠(ぜんそうかん)でも
金属アレルギーの心配をする必要性があります。前述した通り内側に歯科金属が使われているからです。保険適用の金属なのでパラジウムであると思いますが、パラジウムもレアメタルとは言われるものの口の中にいれていて劣化をしていかないかと言えば、そうではありません。金属を雨の中においておけば錆びてきますよね。それと同じ事が口の中で起こっているという事です。
もっと間単に想像してもらうと、10円玉や5円玉を24時間365日、口に入れて舐めているのと変わらない状態が、口の中に歯科金属を使うという事です。
もちろん厳格のチェックの元に国が保険治療で使用する事を認めた
歯科金属を使用していますから、
安全性は健康を害さない程度の影響のものになっています。ですが、
金属アレルギーが発症するのかしないのかというのは実のところ花粉症を同じように、ある一定の許容量を超えたら症状が出てくると言われていますから、出来ることなら口の中に
歯科金属のある状態というのは避けたいところであると思います。
保険の使えないセラミックの歯でも金属アレルギーの心配があるセラミック素材を使用した歯になると
歯科金属を使用していないというイメージがありますが、実のところは全ての
セラミックの歯が
歯科金属を使用していないというわけではありません。数年前までは金属の上にセラミックを焼き付けて本物の歯のように見せるという歯の製法が一般的で広くそれが利用されてきました。それを
メタルボンドといいます。
これは
保険のプラスチックの素材とは違う、セラミックを金属の上に焼き付けて本物の歯を見分けがつかないキレイなものに出来ますから、保険の使えない治療になります。しかしながら、金属は使われています。
保険の差し歯のように変色をしたりはしませんが、金属は何の指定もしないで歯医者に任せるままにしておくと、保険でも使われている
パラジウムよりも安いニッケルやミロという歯科金属を使うという事が多いです。保険の使えない
セラミックの治療をしたとしても実のところ
メタルボンドでは全く意味がないのです。もちろん、
メタルボンドの金属を
チタンにしたり本当に純度の高いゴールドで行えば金属アレルギーのリスクは劇的に減らせますが、そのような手間をかけてまでメタルボンドにする必要性はあまりないという事から、現在は
全てがセラミックで製作されるオールセラミックという歯を治療に使う事が一般的となっています。
変色しない、金属アレルギーの心配もないオールセラミックの差し歯保険のプラスチックの差し歯では変色もするし金属アレルギーなどの金属の弊害もあるという事を説明してきました。また、保険の適用されない一般的に
セラミックの歯と言われているメタルボンドでも内側に金属が使われているので、結局のところ変色はしないけれども
金属アレルギーのリスクなどは残ったままになるという事も説明しました。
そして、現在で
金属を使用して作るメタルボンドという
セラミックの歯ではなく全てがセラミックで製作されている
オールセラミックの歯の方が一般的になってきているという事も先述しました。
この
オールセラミックで製作される差し歯は変色もしないですし、
歯科金属も使っていないので歯科金属による弊害だと考えられる事は起きませんし、又、
金属アレルギーになってしまうという心配もありませんから、せっかく保険が適用出来ない見た目のキレイな
セラミックの歯にするのであれば
メタルボンドという
歯科金属を内側に使っているものではなく、
歯科金属を全く使用していない
オールセラミックの差し歯にした方がより良い選択と言えると考えられます。
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